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光秀が、幼い家康に出会う場面が良かったです。
人質で家に帰りたいと言い出す家康に対し、光秀は願いを叶えてやるのかなと思いました。
叶えてやれないときっぱり言わず、干し柿を渡して「辛抱すれば、時期に人の心も変わって、良い方向へ行くはずだ。」と言ったのが心に残りました。
家康は、裕福に暮らしてきたから、誰もが願いをかなえてくれると期待していたのだと思います。
光秀は自分も滅茶苦茶なやり方、コロコロと変わる気分屋な道三に嫌気が刺しているため、家康の気持ちが理解できると思ったのだと感じました。
光秀が家康なら、母親と元の家で暮らすのが幸せだと思って助けたいと思ったのだと思います。
以前の私は、悩んだ時に「寒い冬はいつか春になる」という言葉を聞いても、どこか気休めに感じていました。
ところが今回、悩んでいることがあったからか、自分が家康の立場になり、光秀にその言葉を言われているような気分になりました。
そして、優しい気持ちの光秀に共感されているような気分になって、「ああ、そうかもしれないな。」と思うことが出来ました。
ジタバタしていてもしょうがないし、したところでどうにもならないなら、放っておけばいいのかなと思いました。
きっと、家康がのちに「泣くまで待とう、ホトトギス」と天下取りの武将の中で一番優しい句を詠んだのは、光秀の影響なのかなと思えました。
光秀役が、穏やかなオーラの長谷川さんで良かったなと思えました。

光秀が、なぜ、織田信長に執拗なまでに疎まれたのか、のちに徳川家康が有利となるような歴史的な選択をしたのか、その一因となったシーンが描かれていました。
光秀と竹千代がこの時期に遭遇していたのが実話かどうかはわかりませんが、あのような幼い若君とこのような形で出会っていたら、のちにも情がわいてしまうような場面です。
なた、菊丸はただの農民ではないような伏線が敷かれており、史実として残されている「逃走中に農民によって殺害された」という内容が、新たに解釈できる展開となっていいました。
そのような点で興味深かったです。

全体的な感想は尾張に潜入するというので、ハラハラどきどきの展開でしたが、結果的には明智と菊丸は無事に逃げ帰れて安堵しました。しかし医者の望月がまだ尾張の屋敷から出ていないので、次回以降まさか殺されるのではないかとも危惧しています。そんな博打好きの望月の助手の駒は潜入している間は人質として美濃に残っていたのですが、織田の容態が相当よくないと知って、解放されるように命令されますが、このまま美濃に残ると言ったときには意外な感じがしました。しかし残ることでまた駒の姿をしばらく見ることができそうなので、それは別の意味で楽しみだなと思いました。

光秀と菊丸が美濃へ戻ろうとしたとき、織田信秀の命令により、光秀たちが襲われそうになりました。
先に菊丸は逃げましたが、その後で光秀を背後から救った人たちがいました。

彼らはいったい何者だったのかが気になりました。
光秀の知り合いなのか、それとも織田軍を嫌っている人達なのかが分かりません。

東庵先生が言っていた鉄砲が肩に当たった傷のことも気になります。
それが本当だとすると、信秀の命はそう長くはないのかもしれません。
さらに東庵先生の命も危険なのではないかと思いました。

京都から連れてきた名医東庵は信長とも親交が深く、抜けめのない存在だと気が許せない人物だと感じた。
十兵衛も薬草売りに扮して、敵の屋敷に入り込むまで正体がバレるのではないかとハラハラだった。
そこで出会った武千代の存在に驚かされる。
後に徳川家康となる武千代が人質となり、戦国時代の歴史に興味が持てる瞬間があった。
信秀の負傷の知らせの成功した十兵衛らが、帰る途中の敵に襲われ助けてくれた謎の正体が気になった。

次回は鉄砲が話題の中心になりそうです。
光秀は道三の命によって、何かと出かけることが多いような気がしました。
それが彼の見聞を広げていくことになるのでしょう。

光秀は鉄砲作りの名人と呼ばれる伊平次を捜しにやってきたようです。
しかし、彼はどこかへ消えてしまいました。

足利将軍家がなぜ鉄砲を作らせているのかという秘密も探ることができるかもしれません。
鉄砲の伝来とともに、日本の戦のやり方も大きく変わって行くのだと思いました。

駒は光秀に対し、「何だか、私に帰って欲しいみたいに言っている。」とひねくれた言い方をしたのが気になって、「自分は命の恩人であるお武家様以上に、光秀が好きなのかな？」と恋愛対象として意識していくのだろうと予想します。
そこで、お武家様を見つけて無事に成長していることを報告するまでは、光秀と一緒に旅をしようと決めるのだと思います。
東庵もまた、駒が光秀を好いているのを見て、二人が結婚すればいいのになと考えるでしょう。

信秀の体は重篤であったことで、もう命も長くないと感じた道三は、暫く戦もないと感じ次なる戦いは鉄砲と目論む
常在寺住職・日運から鉄砲の話を聞いた道三は、将軍家も大量に鉄砲を必要としていることを知り、再び十兵衛に京都に向かわせ、鉄砲をもっと持ち帰るように命じる。
しかし京都では鉄砲を作っている職人はただ一人で、伊平次の存在を知るが姿を消していると知る。
果たして十兵衛はその人物を探すことが出来るか、将軍家との関りも気になる展開です。

次回は、光秀が腕利きの鉄砲鍛冶を捜しに本能寺を訪れる回です。
本能寺は、鉄砲伝来、国産の鉄砲製作が盛んであった種子島に早くから布教活動をしていて信者が沢山ました。
信長がいち早く鉄砲を使用した戦をし、いわば、鉄砲製作会社の古くからの主要お取引先のような存在です。
しかしその前に、光秀は独自ルートで本能寺につながっていたという伏線です。
その信長がなぜ軽装備で本能寺にいたのか、なぜその信長を光秀が襲ったのかが端的にわかる展開を秘めていそうです。

次回のストーリーは織田の続きではなくて、いきなり京へ行って鉄砲の作り方や将軍家が鉄砲をなぜ必要としているかなどを知るという内容ですが、京から来ていた駒はここでは同行しないのではないかと思っていたいります。というのは尾張にいる望月がまだ戻ってこないだろうからです。次は鉄砲職人に会う途上で1回目に出ていた松永に再会するでしょうが、今回の彼はストレートではないけど、それなりに彼の支援をするだろうと思いますが、また明智がどこかで寝ている間に何かをやって彼の居場所を秘密裏に教えるのではないかと思っていたりします。

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