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斎藤道三から家督を譲り受け、高政は美濃の改革を考えていて、大幅な領地替えをしようとしていました。
その頃、斎藤道三は孫四郎を殺した高政のことを討とうと考えていました。
明智光秀は、帰蝶のもとに行き、美濃に干渉しないで欲しいと訴え、戦は起こさせないと約束しました。
しかし、美濃では道三が陣を構えていて、今にも戦が始まりそうなので、光秀は道三を説得しようとしますが、聞き入れられませんでした。
光秀は家に帰り、叔父が道三側についたので自分も道三側につくことに決めます。

息子二人を殺された道三は、高政と戦うため大桑城へ向かった。
十兵衛は、帰蝶の所へ行き、高政が織田を裏切るようなことはさせないと言ったが、帰蝶は孫四郎の話を聞かなかった十兵衛を信じることができずを追い返した。
美濃に戻った十兵衛は高政から帰蝶とどんな話をしたのか確認された後、領地替えの話があり、新しい土地で十兵衛が後を継ぐように言われた。光安は道三とともに戦うつもりでいたが十兵衛から二日待つように言われた。
十兵衛は急ぎ道三のもとへ行き、戦いを辞めるように進言したが、道三は出陣していった。明智荘に戻ると光安は既に道三の所へ出発していた。
考えた末、十兵衛は道三のもとへ出発することにした。

美濃は2つに割れました。
光秀は戦を回避する道を求め帰蝶のもとに向かい、自分は同盟の継続に努力するが、織田家にも不戦姿勢で肩入れしてほしいと話します。
しかし帰蝶は孫四郎の件で光秀に不信感を抱いており、突き放す態度。
駿河では軍師である雪斎が死去。
死は伏されるため、駒と東庵は寺から出られず、元信や菊丸との会話で、美濃の戦の兆しを聞きます。駒は菊丸に対し駿河脱出を相談。

さて、美濃では光秀は戦の回避のために動きますが、その際高政は領地替えの意向があり、明智家も遠くへ移ることになりそうです。
光秀はそのことを煕子に話します。高政と道三のいずれに付くか、光秀も光安も大いに迷います。光秀は戦の回避をすべく、不利な軍勢ながらも戦を決意する道三に会いに行きます。
道三は「大きな国」を信長なら成し遂げられるかもしれないとメッセージを残し、戦に向かいます。帰宅した光秀は道三に味方する決心をし出陣します。

1555年、主君の斎藤高政と道三が仲違いにより戦の構えを見せ始める。
それを危惧した明智光秀は、尾張の帰蝶に会いに行き騒動の火種をまいた帰蝶に手出し無用と話し帰蝶を怒らせてしまう。
そんな美濃の混乱を聞いた駿河に居た駒は、菊丸に頼み何とか美濃の明智家へ向かおうとするのだった。
美濃に帰った光秀は高政から新たな領地に移る代わりに家督を継ぐよう言われ困惑する。
そんな中で道三に目通りが叶った光秀は、必死に戦にならぬよう説得するも、道三は人の道を外れた息子の高政との戦を既に決心していた。
そして、信長と共に誰にも手出し出来ぬ大きな国を作れ、と光秀に言い残して戦へと向かう道三。その後、叔父の光安が道三の味方をするとの一報を受けた光秀は、どちらの味方にもなれないと屋敷へ帰る。
妻の煕子から明智家の人間達の覚悟を聞いた光秀は、考えた末に道三に味方すると決めたのだった。

道三は息子である高政が孫次郎達を暗殺したことに激しく怒りを覚えていた。
そして、家臣たちの領地替えを行おうとする高政に、昔からの重臣たちの心は高政から離れてしまう。
そして、高政と道三は戦をすることになってしまう。
叔父である明智光安は、道三との縁や道三の人柄などを考慮して斎藤道三側につくことを宣言する。高政よりも、道三の前の方が躍ることが出来る！と…。
十兵衛はどちらにもつかない、と思っていたが、途中仏に祈っている斎藤道三と出会う。
悩んでもわからない、仏に聞いても答えてくれない…。私が死んでも織田信長は面白い男だ。大きい国を作ってくれ、と道三は十兵衛に言葉をと意志を継げた。
道三と過ごした日々や思い出を振り返り…。
「敵は…高政様！」と宣言をする。

今回は斎藤道三の哀愁が漂っていたと思います。
なんといっても本木雅弘さんの熱の入った演技が素晴らしかったと思います。
そして、道三は美濃を良くしようと、一生懸命考えていた良い領主だったのだなと思いました。
大きな国にして、他から攻められないようにするというのは良いアイディだと思います。
性格的には、残念ながら少しケチというのはありますが、派手にお金を使い浪費が激しいのよりは断然ましだと思いました。
対照的に、高政は本当に小賢しい感じで、演じている伊藤英明さんの印象も悪くなりそうな感じがしました。
そして、帰蝶は昔好きだった光

高政と道三の間で揺れ動く十兵衛の気持ちがよくわかりました。高政が、自分の「父親は土岐頼芸だ」ということで世間に広め、自分の立場をより良くしようとしていることを知り、次第に信じることが出来なくなってきたのかなと思いました。また、道三のもとへ行った時、道三が自分はケチだけどケチだということを隠したことはない。上に立つ者は正直でなければならない。偽りを申す者は必ず人を欺くと言ったことで、十兵衛は道三側につくことを決めたのかなと思いました。昔から十兵衛は道三の事を嫌っていたけど、思い返すと話すことは真実だったと気付いたんだと思いました。道三が、織田信長は面白い。目を離すな。信長とならやれるかもしれないと十兵衛に言った真意が気になります。

残る出演がわずかである道三役の本木雅弘さんの演技が巧みです。
語る台詞は光秀の将来を展望していて、大きな意味があります。
”自分の成し遂げられなかった大きな国を信長ならが実現してくれるかもしれない”そして”国を治める者は正直な者でなければならない”という光秀への（あるいは視聴者への）メッセージを、大きな存在感を持って、良い表情で演じました。
このドラマの根幹をなすテーマが、道三から述べられたような気がします。まさに道三は前半の主役とも言えます。
出番は少ないものの、煕子を演じる木村文乃さんの演技も好感が持てました。覚悟のできている理想の「武士の妻」像を表現し、気品あふれた良い雰囲気でした。
光秀の妻として、今後は出番が増えると思いますので、楽しみです。

斎藤道三と高政の世紀の親子喧嘩が始まり、道三と高政がなぜ争う事になったのか、なぜ仲直り出来なかったのか、そんな点に注目しながら見ました。
混乱の原因となったのが帰蝶の裏工作という新しい解釈も興味深いなと思いながらワクワクしながら見られました。
織田信長も、まだ若い松平元信も、そんな美濃の混乱をどう見ていたのかも気になりながら見ました。
終盤での斎藤道三の亡き父親から言われた理想の国作りの話は、美濃の蝮と呼ばれた斎藤道三にはこれまで余り良い印象が無かったのですが、実は熱い気持ちが道三の心に宿っていたんだなと分かり、凄く魅力的な人物だったんだと彼を見る目が変わりました。
光秀が最終的に道三側に味方についたのも、そんな熱い心を知ったからだろうと感じられ、次回が更に楽しみになった16話でした。

第16話では、帰蝶様と十兵衛の言い争いだったり帰蝶と信長の言い争いの場面が可愛かったです。
信長が、「この言葉の意味が分からない（＝比喩が分からない）」という所が、たぶん今後十兵衛達にとってつらくなるだろうなと思ってしまいます。
そして、お駒ちゃんと菊丸パートも面白かったですね。一応人質である元信に会うときにがっつり見張りがついたりしていたのも成程…と思わされました。そして、家康が薬マニアだという逸話もしっかり練り込まれていました！！脚本がとにかくいろんな資料を読み込んで作られていることがわかります。
そして戦装束の斎藤道三がかっこよすぎて心臓撃ち抜かれるかと思いました。戦装束と言うよりも、むしろ忍者のような見た目でしたが…来週の事を考えるとすごくつらいです…。
また、十兵衛と熙子のシーンも。木村文乃さんの芯の強い女性が熙子にピッタリだと改めて思います…！！
続きがすごく気になります！

今回の見所は、なんといってもやはり覚悟を決めた感じの斎藤道三を演じた本木雅弘さんの好演だと思います。
正に鬼気迫る勢いがあり、素晴らしかったと思います。
そして、明智光秀が本能寺の変を思わせる「敵は高政様」と言ったシーンだと思いました。

十兵衛が道三の元へ戦を辞めるように進言するために言ったとき、道三の話す内容がとても良かったです。「上に立つ者は正直でなければならない。偽りを申す者は必ず人を欺く」と言った道三の言葉が心にとても残りました。ケチだったけど、それもあえて表に出してきた道三だからこそ説得力のある言葉だと思いました。

やはり、後半の道三のメッセージ以降がおすすめポイントです。道三は果たせなかった自らの夢を信長と光秀の2人に託したということです。そして光秀がいずれの道を選ぶか悩んだ末に道三と鉄砲を思い浮かべ、道三を選んだというシーンは印象的です。また戦に出陣する際の「敵は高政様」という言葉は、将来の本能寺を連想します。

斎藤道三と高政との親子の確執や、それぞれの君主としての在り方や考え方の違いから戦へと発展していく過程、更にはそんな美濃の混乱を周りはどう見ていたのか、光秀は道三と高政のどちらに味方するのか等々が16話での見所ポイントです。

「敵は…高政様！！」や、領地替え云々の部分がやはりおすすめです。
そこは、織田信長で合ったり本能寺で裏切るときの光秀のオマージュなのではないかと思いました…！
敵は…と十兵衛が言った瞬間鳥肌が立つほどでした。道三の「大きな国を作れ」という所も、十兵衛と道三のきずなや信頼があってこその言葉なのだろうと思うと泣けてきますね

まずは、やはり斎藤道三側についた明智光秀が心配です。
高政側に比べて、道三側は兵の数が非常に少ないので、勝ち目が内容に思えます。
帰蝶の策略による伊呂波太夫の活躍があるのかもしれませんが、戦況は不利だと思います。
もしかしたら、高政側からの道三側への寝返りが続発するのかなとも思います。
織田信長は動けないと思いますが、少し期待しています。
そして、道三と高政の一騎打ちも描かれている感じなので、期待しています。

いよいよ親子の戦「長良川の対決」が始まると思います。十兵衛も兵を引き道三の所へむかい合流し戦うと思います。もともとの兵の人数も違うことから劣勢が続き、その話を知った織田信長が我慢できず加勢をするのかなと思います。また、帰蝶は、道三が負けると思い、逃げ道を用意したのに道三が断った事に腹を立てていると思います。道三と高政の一騎打ちの戦いが次回の見どころになるのかなと期待しています。今回の戦は、高政が兄弟を殺したことが一番の問題なので、道三に勝って欲しいと思います。

尾張において、道三が越前に逃れる取り計らいをしていたのに、道三がそれを拒否したことから帰蝶は憤ります。信長は劣勢の道三を支援すべく、兵を率いて飛び出していきます。高政と道三の戦い（長良川の戦い）が描かれます。明智勢は明智荘を守るべく道三に味方します。しかし多勢に無勢の戦力差がいかんともしがたく、道三は敗れます。道三の死により、結局光秀は織田家が計画してくれていた越前への逃亡を図ります。光秀は浪人となります。

大桑城を出陣した斎藤道三は、付き従う家臣達を引き連れて高政との戦を始めた、そんな中、道三に味方すると決意した明智光秀は、遅ればせながらも戦場へ飛び込み獅子奮迅の働きを見せる。そんな光秀の活躍で劣勢ながらもなかなか決着がつかず戦は長引く。そんな中で斎藤道三は長良川を挟んで息子の高政と対峙して決着をつけようと一騎討ちをする事にした。激しく切り合う親子の戦いを黙って見守る光秀達。しかし、遂に若い高政が道三を討ち取り、戦は高政側の勝利となるのだった。という展開を予想しています。

次回はついに高政と道三が戦います。
次回予告で高政と道三が一騎打ちになるシーンがあり、「私の本当の父は誰」「お前の父はこの斎藤道三だ」という所がありました。
高政はずっと自分の父親が土岐だと思い込んでいて、それを道三はずっと自分の子だと言っているのに…と悲しい親子関係。でも兄弟を殺したやり方はマムシそのものなんですよね…。信長も道三側で群を動かしたようですが、どのようなやりとりを帰蝶とするのか。帰蝶がどう言葉をかけるのかが気になります。
長良川の戦いでは、高政ではない人物が道三の首を落としたようですがこちらではどう描かれるのか楽しみです。

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