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駿河の今川義元(片岡愛之助)が二万五千の兵を率いて尾張に侵攻して来ると、清洲城を攻める為、松平元康(風間俊介)の居る大高城を目指す。元康を味方につけられなかった織田信長(染谷将太)は、城に内通者も居るとの考えから籠城の構えを見せるが、実際の兵力は分からないと善照寺砦で戦う事を考える。
信長は嫡男の奇妙丸を帰蝶(川口春奈)に預け、尾張の行く末を託して出陣した。義元の軍勢が桶狭間に差し掛かった頃、清洲城の帰蝶に対面した明智光秀(長谷川博己)は、信長の後を追う。
七千の兵力を更に他の砦を使い削り取った信長は、五千まで減った義元本陣目指し三千の兵で桶狭間へと向かう。大高城に居た元康が義元からの命令に嫌気が差し動かない中、豪雨を避けて輿に入っていた義元めがけて毛利新介(今井翼)が切り込む。不意を突かれ乱戦となった桶狭間で、義元は新介の槍に倒れたのだった。帰還中に光秀と会った信長は、次は帰蝶の為に美濃を取ると話して帰ると、斎藤道三(本木雅弘)の言葉を思い出した光秀は目を輝かせるのだった。

海道一の弓取り(東海道一の大名)の異名を持ち、圧倒的な勢力を誇った、今川義元(片岡愛之助)。戦国時代に、一番天下統一に近いと言われていた大名です。その今川義元と若き織田信長の戦いが、かの有名な桶狭間の戦い。21話ではついに桶狭間の戦いが描かれます。前回信長より母の手紙を渡された若き元康(風間俊介)も、戦いの鍵を握ります。
圧倒的な強さを誇る今川軍に対し、兵の数は不利な織田軍。信長は籠城を匂わせたり、兵を分散させながら、今川軍の兵が減るよう誘導。雨の降りしきる中、今川義元の輿を狙う織田軍。迫力ある殺陣のシーンの後、ついに義元は最期を迎えます。
勝利をおさめた織田信長を、明智光秀(長谷川博己)は主君斎藤道三(本木雅弘)の言葉を重ねながら見つめます。前半の山場と言って良い迫力満点の回です。

いよいよ今川との決戦のとき。ただ織田軍の兵は圧倒的に負けていた。
城の重臣たちには籠城すると言い奥の部屋で何やら策を練る信長(染谷将太)。光秀(長谷川博己)は左馬之助(間宮祥太朗)と共に清州城に向かう。心配になった帰蝶(川口春奈)は信長の話を聞こうとするが、籠城は表向きで今川義元(片岡愛之助)を狙って善照寺砦に行くと告げる。しかも義元自らが戦場に来ている今が最大の好機だと言い切る。そして見せたいものがあると別の部屋へ帰蝶を案内した。そこにはなんと男の子供が。帰蝶との間に子供がないため、別の者に産ませていたのだった。家の大事とあって驚きつつも受け入れる帰蝶。
一方、光秀が帰蝶の元へ着いた頃、もう信長は出陣していた。先鋒戦を無事に終えた元康(風間俊介)。戻った城で休もうとしたところまた指示が下る。だが兵糧を運んで一睡もしていないため断固猶予をもらうと拒むのだった。兵が分散しているのに気付いた信長はここぞとばかりに義元のいる桶狭間へ襲撃。雨も味方して見事義元を討ち果たす。

信長(染谷将太)が今川方から松平元康(風間俊介)を離反させる工作をしますが、元康は裏切り者の汚名を着せられることになると断ります。
信長は父の信秀の教えを思い出し、今川義元(片岡愛之助)が本当に噂されるような2万もの大軍であることを疑い、前線へ出陣しますがその前に帰蝶(川口春奈)に自分の子供を託します。
そして桶狭間でついに今川義元の首を取ります。
光秀(長谷川博己)は、そんな信長に水を差しだし戦勝を祝いますが、信長は今まで誰にも褒められなかった話を光秀にしてからその場を立ち去って行きます。

松平元康(風間俊介)は母の於大の方(松本若菜)の言葉には従わず、丸根砦で織田軍と戦い、勝利を収めました。しかし、今川義元(片岡愛之助)の家臣の鵜殿長照(佐藤誓)は休まず、織田軍との戦いの応援に行くように言います。でも、元康はそれには従いませんでした。
一方、織田信長(染谷将太)は今川が本当に２万の兵力なのかどうか家臣に調べさせます。信長は妻の帰蝶(川口春奈)に吉乃の産んだ、息子の信忠がいることを話し、信忠の子育てを帰蝶に頼みます。信長は「善照寺砦」に行き、そこで今川の兵力が５千と聞き、今川を討ち取ります。

歴史に名高い桶狭間の戦いに向けて、今川義元(片岡愛之助)の軍勢と織田信長(染谷将太)の軍勢が、どう戦ったのかと興味津々で興奮しながら見られました。信長が大軍の今川軍を少しでも減らそうと、残った砦に誘き寄せていったストーリー展開は、なかなか面白い内容で、そうしたかもしれないなと信長になったつもりでアレコレ考えながら楽しく見られました。
桶狭間の戦のシーンも、途中雨が上がり毛利新介(今井翼)が飛ぶように槍を今川義元めがけて突いたのを見て、鳥肌が立ちながら大興奮して見られました。
その他には野戦の名人と言われている松平元康(風間俊介)が、さすがの戦上手の様子も見られ、歴史好きには堪らない回となりました。帰蝶(川口春奈)が奇妙丸に突然会う事になったシーンも、子供が出来ない彼女の複雑な心境も伺え、今回は見どころが多かったなァと感じた21話でした。

桶狭間の戦い。歴史で習ってはいたものの、織田信長(染谷将太)が今川義元(片岡愛之助)を破るんだな、位の印象しかありませんでした。本作は史実に忠実な作りとのこと、初めて知ることも多く、またカメラワークにより戦の臨場感を感じられて、のめり込んで見てしまいます。
今川義元絶命のシーンでは、必殺技のような演出…。驚きましたが、あの強い義元の最期が力強い戦いで表現されていました。元康(風間俊介)も戦いには加わらなかったので、ここでもし桶狭間へ向かっていたら？歴史が変わっていたかも？と面白く感じました。
また、個人的には子がいないのに、側室の産んだ息子をたくされる帰蝶(川口春奈)の複雑な想いに胸が痛みました。信長は父にも、母にも愛されず育ったことを感じさせる脚本。この信長の家庭環境が、本能寺の変にどうつながっていくのか、とても楽しみにしています。

今川軍が兵を分散させていることに気付いた信長(染谷将太)。知的な部分を存分に見せてくれました。最初今川の人数と織田の人数を聞いた時にすごい差があるなぁと思いましたが、ああやって差し引いていけば戦えるんだなぁと思いました。
それにしても帰蝶(川口春奈)は戦いの前に突然、こどもを預けられてびっくりだったでしょうね。世継ぎがないと思ってたのに別でちゃんと子作りしてたとは。相談もせずにいきなり子供を見せられたら起こり様もないだろうなぁ。可愛い子だったので今後の成長が楽しみです。
駿河にいた東庵(堺正章)と駒(門脇麦)も今川が討死したことを知り京都に戻るようでしたが、駒は芳仁(ベンガル)に謎の？薬のレシピを託されてたのでまた作ってみんなに飲ませてあげて欲しいです。今川義元(片岡愛之助)を討った毛利新介が今井翼くんだったので驚きました。

松平元康(風間俊介)が、母・於大の方(松本若菜)からの織田方につけという手紙を読んで、味方になるのかと思いましたが生涯裏切り者の汚名を着せられることになることや、裏切れば家族が殺されてしまうことで織田方につかないと決めるシーンが元康役の風間さんの演技が静かな演技でありながら迫力を感じました。
それをじっと見守る菊丸(岡村隆史)の演技もとても良かったです。
また信長(染谷将太)が今川義元(片岡愛之助)を討ちに行く前に、帰蝶(川口春奈)に側室に産ませた子供を自分が死んだら育ててくれと託すシーンがとても印象的でした。
染谷さん演じる織田信長は、本当に迫力があり今までにない信長を演じていると感じました。
それぞれに俳優さんがその役柄を熱演しており引き込まれるシーンが多くあり楽しむことが出来ました。

桶狭間は実際に行ったことがあるので、それを再現してくれるのはわくわくしました。話も資料通りに進み、今川義元(片岡愛之助)がどうやって討ち取られるのか楽しみにしていました。今川の首を持って、帰るとかそういうシーンはなかったので、信長(染谷将太)だったらやりそうなのであっても良かったと思いました。
最後に明智光秀(長谷川博己)は桶狭間の戦いに今回も間に合わなかったのですが、どうやって、信長の家臣になるのか、これからが楽しみです。資料によると、帰蝶(川口春奈)のことは資料に書かれていないそうなので、そこは話を作っているのだと思いました。また、桶狭間の戦いで元康(風間俊介)が裏切るとは思いませんでした。それは母の於大の方(松本若菜)の言葉通り、勝っても負けてもこの戦は良いことはないということを勝っても三河は占拠され、負けても織田に三河を占拠されるからと思ったのではないかと思います。

今川義元(片岡愛之助)の侵攻に際して劣勢の織田信長(染谷将太)が、どの様に勝利へと持っていったのか？が、今回最大のオススメポイントです。更に世紀の大逆転となった桶狭間の戦いのシーンが、どの様に描かれるのかも演出等も交えて見どころシーンだと思います。

今回の大河では演技派の役者さんが数多く出演。信長の染谷将太さんも、最初は若すぎるし、頼りないかな？と思いましたが、愛情を得られなかった切なさを見事に表現していると感じます。
また、今川義元の片岡愛之助さんも、最期まで力強い今川義元でした。迫力満点の桶狭間の戦いが何よりのおすすめです。

信長(染谷将太)が随所に語る戦略の話が面白いです。父の言葉をちゃんと覚えているのもさすがです。また元康(風間俊介)の対処もなかなかだと思いました。三河を返してほしいので今川に仕えていましたが、信長からの交渉もあって両方に対して遺恨を残さない形になったので良かったです。
先鋒として戦った戦の後にすぐに移動を命じられさすがに拒んでいましたが、随所に見られる誇り高さと知力も見どころです。

桶狭間の戦いといえば、歴史上で織田信長(染谷将太)が表舞台に立った大きな戦いです。
その戦いに隠れた松平元康(風間俊介)の葛藤なども丁寧に描かれており見ごたえがあります。
出演者の演技も見事で、それぞれの心理が分かりやすく描かれています。

桶狭間の戦いを再現しているので、実際に雨が降っているところや今川義元(片岡愛之助)やその家臣が気が緩んだところを再現しているところがお勧めです。また、元康(風間俊介)が今川の家臣に対抗しているところを家臣がげんこつで床を叩いていることで表現しているのもお勧めです。

駿河の今川義元(片岡愛之助)を桶狭間で破った尾張の織田信長(染谷将太)は、帰蝶(川口春奈)を喜ばせる為に斎藤家の治める美濃へと目を向ける。その為に今川家から独立し、三河を治める松平元康(風間俊介)の存在が気にかかる信長は、もう一度元康を味方につける為に思案を始めた。そんな信長の考えを敏感に感じ取った妻の帰蝶は、明智光秀(長谷川博己)に文を送り打開策の為の知恵を借りる事にした。その影の努力もあり元康と清洲城で同盟を結ぶ事に成功した信長。そんな信長に木下藤吉郎(佐々木蔵之介)という新しい家臣が加わり、美濃攻略へ本格的に乗り出す信長だった。という展開を予想しています。

宿敵今川義元(片岡愛之助)を破った織田信長(染谷将太)。この後京の将軍家を交えての戦、室町幕府は終わりを迎えます。勢力を拡大していく信長。まだ明智光秀(長谷川博己)とは互いに力を認めながらも、主従関係はありません。今後どのようにして二人は絆を深めるのか？そしてなぜ本能寺の変は起きたのか？明智家の運命を見守るのが楽しみです。
今のところあまり登場しない豊臣秀吉(佐々木蔵之介)や徳川家康(風間俊介)との関係もこれからどんどん深くなっていくところなので、こちらも楽しみです。そしてなんといってもダイナミックな戦のシーン。長篠の戦いも描かれるかな？楽しみです。

宿敵、今川義元(片岡愛之助)を討ち果たした信長(染谷将太)。今回のラストに光秀(長谷川博己)が次の展望を聞いてたけど、美濃を手に入れてその後は言ってなかったけど、当然京都へ向かうのでしょうね。
予告で光秀に信長が自分のところで仕える気はないかと聞いていたのでまた再会するのは必至でしょうね。三河を返してもらった元康(風間俊介)のことも気になります。今川のことは恨んでたけど、かといって信長にもそんなに親切にはされてないと思うんですよね。
歴史の記憶によれば、信長の命令で母や息子を殺さなければならない局面も迎えるはず。またそろそろ秀吉(佐々木蔵之介)が登場してもいい頃なので楽しみです。京都の方も将軍派閥と将軍を亡き者にしようとする派閥があるのでどう動いていくか注目しています。

次回以降は、いよいよ光秀(長谷川博己)が織田信長(染谷将太)に仕えることになるのではないかと思います。
信長に仕えることになった光秀は。最初はその賢さから信長に重宝されますが秀吉(佐々木蔵之介)などが、登場して来て光秀は次第に信長に疎まれて行くのではないかと思います。
光秀の理解者である帰蝶(川口春奈)は、光秀が信長に疎まれてひどい仕打ちを受けるようになり心を痛めるようになるのではないかと思います。
信長、家康、秀吉がどんどん出て来るのも楽しみにしています。

桶狭間の戦いで勝った信長(染谷将太)は美濃の斉藤龍興を攻めることを帰蝶(川口春奈)に言います。それを聞いた帰蝶は信長に怒ります。なぜなら、美濃を攻めないという理由で帰蝶は信長に嫁いだのにそれを信長が破ろうとしているからです。
帰蝶は明智光秀(長谷川博己)に早馬を出して、信長を止めてくれるように言います。光秀も信長に進言しますが、信長は聞きません。信長は家臣を連れ、美濃に行ってしまいます。美濃を討った信長はその次は越前を狙います。しかし、越前の朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)は浅井家と組み、浅井に信長の妹のお市を嫁がせることで何とかしのぎます。

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