イラストレーター・ねこまきさんのマンガが基になっている作品です。
小さな島で、飼い猫のタマと二人で暮らす老人の生活を、ほのぼのと描いています。
動物写真家である岩合光昭さんが、初めてメガホンを取った作品。
生き生きと映し出されるねこと人間たちの美しい映像は、岩合さんならではのものです。
『ねことじいちゃん』キャスト/監督/脚本
春山大吉:立川志の輔
美智子:柴咲コウ
若村健太郎:柄本佑
サチ:銀粉蝶
春山剛:山中崇
春山よしえ:田中裕子
巌:小林薫
タマ:ベーコン
監督:岩合光昭
脚本:坪田文
『ねことじいちゃん』のあらすじ
2年前に愛する妻よしえを亡くした、70歳になる大吉(立川志の輔)。
生前、妻が拾ってきて飼い始めたねこのタマとともに、ある小さな島でつつましく暮らしています。
大吉の日課は、タマと一緒に散歩に行くこと、妻が残したレシピノートを完成させること。
島にカフェを開いた若い女性・美智子(柴咲コウ)に料理を習ったり、気心の知れた仲間とおしゃべりしたり。
そんななか、東京で暮らす大吉の息子・剛(山中崇)が、よしえ(田中裕子)の法事のため帰省してきます。
「東京で、タマとみんなで暮らさないか?」
剛はそう言い残して、東京へ戻っていきました。
ところがある日大吉は体調を崩し、美智子に島の診療所へ付き添ってもらうことに。
慌てて駆けつけた剛に、若村医師は「大きい病院で精密検査をした方がいい」と勧めます。
このまま一人にしておくわけにはいかないと考えた剛は、これを機に大吉を東京へ連れて行こうと思ったのです。
しかし大吉はそれを拒否。剛にはそんな父を説得するすべはありません。
診療所を出たあとは、自宅で静養することに。
大吉にいつもの生活が戻ったかのように見えましたが、その翌日タマが姿を消してしまったのです…。
『ねことじいちゃん』の感想
作品の冒頭で映し出される、小さな港とそこで働く人に魚をねだるねこたちの風景。
あまりにも自然に描かれていて、どこかノスタルジーを感じさせます。
昭和の原風景とも言えるカットは、その時代を知らない人の心も、温かくする作用があります。
そして、大吉じいちゃんとねこのタマの、息が合った相棒ぶり。
ねこが好きな人はもちろん、そうでない人も心が躍る光景です。
ねこを飼っている人ならわかることですが、彼らは必ずと言っていいほど布団が好き。
大吉じいちゃんも、タマに布団を占領され暑苦しさで目が覚めても、笑顔で「おはよう」とタマに挨拶します。
地元の学校で校長まで務め、威厳を持っているはずの大吉じいちゃん。
タマには大甘なのです。
この作品では、じいちゃんと島の住人たちの交流を描くだけではなく、ねこたちの暮らしぶりも詳細に映し出されます。
これは岩合さんの希望だったとのこと。
人間たちのストーリーと並行して、ねこたちの物語も盛り込まれているのです。
ねこ嫌いを公言している巌にむらがり、食べ物を要求するねこたち。
巌は根負けして、刺身をあげてしまいます。
美智子が営むカフェに我が物顔で入り込み、くつろぐねこたち。
大吉とタマの微笑ましい姿はもちろん、作品中の多くのシーンでねこたちが必ずかかわっているのがわかります。
ねこは島で流れるゆったりとした時間のなかで、深い余韻を心に残すアイテムとなっているのです。
大吉の息子・剛が、「東京でタマと一緒に暮らそう」と何度も話をします。
親を思いやっての言葉だとわかるのですが、大吉は首を縦にふりません。
よしえ亡きあと、タマとたった二人の生活を心配しているのだと重々わかっているのに、なかなか決心がつかない大吉。
この親子の関係は、現代日本の高齢者社会の問題を、私たちに改めて考えさせます。
慣れない都会で、利便性を求めて暮らすのがいいのか。
たとえ不便でも、心安らげる自然や友人のそばで暮らすのがいいのか。
作品のラストでは、人生の選択を決めるのは最後は自分自身なのだという、大吉からのメッセージを感じました。
妻のレシピノートを完成させるという、大吉の目標。
それは、「人生」という名のノートを完成させることにつながっていくのではないでしょうか。
『ねことじいちゃん』のおすすめのポイント
タマを演じたベーコン。
ふてぶてしい面構えの雄ねこですが、岩合さん自らがオーディションで選考しました。
「ベーコンがいなかったら、この映画は成立しなかった」と、岩合さんが大絶賛。
じいちゃん役の立川志の輔さんが嫉妬するほどの、名役者ぶりだったそうです。
『ねことじいちゃん』を視聴した人の評判
岩合さん、行く先々で色々ミラクル起こしてるんだよな
そんな岩合さん監督の映画『ねことじいちゃん』、猫好きには堪らないのもあるけど、シンプルにとてもいい物語だからオススメしたい pic.twitter.com/3P90a0aX3i
— 春夜'll be back (@springTKnightYK) January 16, 2020
今日の #1日1絵 は〜??
母と一緒に
「ねことじいちゃん」という映画を観てきました!✨猫好きにはたまらない猫がたくさん出てくる映画でした…猫触りたくてしょうがなかった…笑
なので文字ってねことねじゅちゃん笑
ねじゅちゃんってだれや…#ねじゅみ #ねじゅみとねこくん 2019.4.15 pic.twitter.com/QDV12WZ4EF— mizukiとねじゅみ✨🌱✨ (@Neju_mizuki) April 15, 2019
あまや座で『ねことじいちゃん』観てきました。
田舎にあるちょっとお洒落な雰囲気の映画館、いいですね。36席しかないのもむしろプラス。
『ねことじいちゃん』は、本っっっ当に猫好きの猫好きによる猫好きのための映画でした。良かった。— 白石文吾 (@bungo13) April 14, 2019
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