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帰蝶の作戦によってしっかりと信長をアピールしたやり方は、利政の娘ならではの方法なのか、信長をよくわかっていての作戦なのか、裏で仕切っていたのはこういった女性たちなのではないかと思いました。歴史上の登場人物は戦って勝利を収めた武将の名前ばかりがあげられがちですが、実際は裏でさせていた女性陣の影響が大きいことがわかります。

そして、あまり名前を聞かない東庵の存在もとても大きいものだったとも感じました。
名だたる武将のもとへ、治療のためや時には遊び相手として懐にはいりこみ、多くの情報を得て、必要であればほかの将軍のもとへ情報を流すという、貴重な情報源であり、誰の見方でもないような人物こそが世の中の流れを変える人物ではないかと感じました。

光秀が美濃の守護の土岐頼芸を斎藤利政が本当に殺めてしまうのではとヤキモキしてしまったのは、下の者が上の者を討つという、いわゆる下克上というモノが嫌いだったのかなと感じられ、本能寺の変を起こす光秀の若かりし頃はこうだったかもと興味深く見られました。また、信長と利政の歴史上の有名な聖徳寺の会見の裏で、帰蝶があんな風に信長をサポートして、父の利政に信長の事を盛大にアピールしたかもしれないなと予想される演出も、大変面白く見られた回でした。

まずは、道三と信長の会見ですが、服装のことなどで信長がノロケ的なことを言っていたのは、今までの信長像とは違う感じがしました。
有名な聖徳寺の会見が今回描かれて、少しテンション高めで見ましたが、織田信長に従う近習に前田利家と佐々成政までか現れ、かなり興奮してしまいました。
裏で帰蝶が動いていた事をアッサリと斎藤利政に話してしまう織田信長の大した度胸の良さも見ていて清々しく感じられ、流石戦国時代の風雲児と呼ばれただけの事はあるなァと感じました。
この会見により尾張は美濃という大きな後ろ楯を得た事になり、そんな歴史が動き出した場を見た様な気分にもなりました。
今川方の太原雪斎が織田信長を警戒していたシーンも、いずれ起こる桶狭間の戦いの伏線にも感じられる、歴史好きにはニヤリとして見られる面白い演出のシーンでした。
利政が高政に家督を譲るシーンも、側室の深芳野を深く愛していた利政の落胆から譲る気になったのかもとアレコレ想像され楽しく見られました。そんな感想を持った14話でした。

道三の目指している方向性で良かったのに母親を亡くした高政に家督を譲ることを迫られ了承していたのが寂しかったです。
厳しくしてても目を掛けていたつもりだったみたいなのでほんと道三が気の毒です。
信長とは意気投合してたみたいだし、もう少し早く面会していたらもっと色んな意味で協力しあえたのかもと思いました。
それにしても東庵は今度は今川の軍師の治療に行っているし。
顔が広いなぁ、そのまま今川の元にいるのかも気になります。
駒は菊丸や秀吉と再会してましたが今後の伏線になっているのかな。

今回は光秀があまり活躍してなかった印象です。
道三と高政の間でどっちにもあいまいな返事をしてたし。
頼られているのをもっと自覚して欲しかったです。

信長は300以上に兵を引き連れ、さらには漁へ行く時のような恰好をして、道三の前に現れました。
帰蝶は道三のことが良く分かっているので、信長にこのような格好をさせたのだと思いました。

これが功を奏したようで、道三は信長と面会をして、良い意味でのうつけだと言いました。
これを機に、道三は信長の味方になって行こうとしますが、そんな時、妻が急死してしまいました。

このことで高政が家督を継ぐことになり、道三の政はこのまま終わってしまうのかもしれません。
高政は信長のことを低く観ているようですし、今後の美濃と尾張との関係が危うくなっていきそうです。

熙子は帰蝶が光秀の事をずっと好きだったことを知っていたようでした。
それでも光秀の嫁に来てくれたのだと思いました。

ついに対立していた利政と高政の後継ぎ問題に決着がつき高政が家督を継ぐことになるが、帰蝶がまた何かを仕掛けてくる様子です。
帰蝶と高政は兄弟ではありますが、今まで接点のあるシーンは少なく、帰蝶は信長の妻として信長を支えることを一番に考えて動いているようなので、今後は兄弟といえども、高政と帰蝶の穏やかでないやり取りがありそうです。
そんなふたりと親しい中である光秀が今後どんな選択を迫られるのかが見どころをなるのではないでしょうか

次回は深芳野が亡くなり、道三は悲しみを引きずっているかなと思いますが、大人しくはしてないと思います。
そして、仏門に入るということも今までからすると意外すぎると思います。
また、光秀は帰蝶と高政の板挟み状態になるということなので、また苦労するような展開になると思います。
高政は浅はかな感じがするので、暴走して美濃もろとも滅ぼされなければ良いかなと思います。
そして、藤吉郎が登場したので活躍してくれそうだと思います。

側室の深芳野を失った斎藤利政は道三と名を変えた。
そんな父から家督を譲られた高政も義龍と名乗る。
そんな時、義龍の元へ織田信長の弟の信勝が密かに訪れ、兄の信長に取って代わり織田家を継ぐという野心を聞く。
しかしそれを察知した信長は、帰蝶の助言もあり信勝を呼び出し返り討ちにして難を逃れた。
美濃ではその頃、家督を譲りながらも尚も口を出してくる父の道三に腹を据えかねた義龍が、遂に道三に牙を剥く。
道三が刺客に襲われた事を知った光秀は…。という様な次回の展開を予想しています。

家督を譲られることになった高政。道三への遺恨はまだまだ深いのか、次回のタイトルは「道三、わが父に非ず」。
これって道三に謀反を起こすということですよね。
信長は道三と意気投合してたので、もし道三を討ち取っても信長に打ち取られるだけなのになぁ。駿河で東庵は今川のお抱えになるのも気になります。
薬屋修行をしている菊丸も名前を隠しているし、情報収集のためでしょうね。
今川も打倒織田みたいなので色んな戦が各地で起こりそう。

高政の母が亡くなり、道三は家督を高政に譲ることになりました。
高政はようやく自分の手で美濃を動させる時が来たことを喜んだでしょう。

そして権力のついた高政は以前から確執のあった父、道三への憎しみをあらわにしていきます。
道三は信長のことを高く評価していましたが、高政はその逆のようで、美濃の中でもいろいろと問題が起きてきそうです。

今度は高政の暴走を光秀が止めることになるのかもしれません。
次回も楽しみに観たいと思います。

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