2006年1月21日に公開された作品です。
小説家・小川洋子さんの同名ベストセラー小説が基となっています。
博士役を演じた寺尾聰さんは、第30回日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。
のちにラジオドラマや舞台化もされるなど、大きな反響を呼びました。
『博士の愛した数式』キャスト/監督/脚本
博士:寺尾聰
杏子:深津絵里
ルート(少年時代):齋藤隆成
先生(大人になったルート):吉岡秀隆
未亡人:浅丘ルリ子
監督:小泉堯史
脚本:小泉堯史
『博士の愛した数式』のあらすじ
高校の数学教師ルートの母親・杏子(深津絵里さん)はシングルマザーで、たった一人ルートを育ててきました。
それは、結婚ができない男性との間にルートが生まれたから。
杏子は何も資格を持たない平凡な女性でしたが、家事をすることにかけては自信があったので、
その特技を生かし家政婦として働いています。
ある日、登録していた家政婦協会から新しい派遣先を紹介されました。
雇い主はその家の未亡人でした。
「離れに住む義弟の面倒をみてほしい」と、未亡人は言います。
義弟は交通事故の後遺症で、記憶が80分しかもたないこと。
彼の持つ記憶は10年前で止まっており、そこから新しい記憶は蓄積されないこと。
そして、離れの問題は決して母屋に持ち込まないこと。
それが未亡人の依頼でした。
杏子が行ってみると離れの奥から姿を現したのは、背広のあちこちにたくさんのメモを貼り付けた初老の男性。
杏子の挨拶もそこそこに、「君の靴のサイズはいくつかね?」と聞いてきました。
「24です」と答えた杏子に、彼は「実に潔い数字だ、4の階乗だ」と満足げです。
杏子が担当することになった男性は、亡くなった兄の援助を受けて留学しそこで数学の研究をした「博士」。
日本に帰ってきてからは、大学の教授まで務めた人だったのです。
しかし交通事故に遭ってからは仕事を辞め、未亡人となった義姉の助けで暮らしているのでした。
記憶がもたないため、毎日離れに通うことになった杏子も、博士にとってはいつも初対面の存在。
博士は貼り付けたメモを見ながら、なんとか杏子と交流します。
少しずつ二人が打ち解けてきたころ、杏子は自分に10歳になる息子がいることを博士に話しました。
博士は子どもが一人で留守番をしていることを不憫に思い、息子を離れに呼ぶように言います。
翌日息子がやってくると博士はいとおしそうに頭をなで、「頭が平らなキミは、ルートだ」と名付けたのでした。
それから杏子は家政婦として、ルートは学校帰りに、博士のいる離れへ通うようになります。
そんなおり、ルートが少年野球チームの指導を博士に頼んだことで、ある事件が起こってしまうのですが…。
『博士の愛した数式』の感想
この作品は、博士にルートと名付けられた少年が、大人になって数学教師として教え子たちに語るシーンから始まります。
「どうして自分は数学教師になったのか」。
私は学生時代、数学が苦手で悪い点数ばかり取っていましたが、もしそのころこの作品に出会っていたら、数学に対する考えが変わっていたかもしれません。
数字を美しいものとしてとらえていた、博士の感性。
そして、素直な心でそれを受け入れたルート。
そんなふうに数字に愛情を持った教師は、いなかったように思います。
日常のささいなできごとが、三人の間で積み重ねられていく過程。
一日が終われば、その記憶は博士の中でリセットされてしまいます。
しかし、それでもなお誠意をもって博士に接する杏子の姿は、深い優しさを感じさせるものでした。
数字の世界に閉じこもり、周囲を遮断する生活を続けてきた博士。
そのかたく閉まった心を開いた親子の存在は、寄り添うことの大切さを教えてくれます。
毎日会っているのに、まるで初対面のように自己紹介から始まり、靴のサイズを聞かれるなんて、私なら心底切なくなってしまうでしょう。
でもこの作品は、そんな悲しみを表現したかったわけではないのだと思います。
毎日初対面の他人同士が、毎日会うごとに愛情と縁を深めていく軌跡。
そして誰かを受け入れ、尊重する優しさ。
この作品には、それがあふれているのだと感じました。
博士との出会いで自分も数学教師を目指したルートは、きっと博士のように愛情深い教師になるはずです。
そして教師になった自分を、博士に見てもらいたいと思っていることでしょう。
子どものころのように、頭をなでられて。
画面から流れる穏やかな映像は、見る人の心を温かくさせてくれました。
感動で涙があふれる、というよりは、「心が洗われるようだ」と言える作品です。
『博士の愛した数式』のおすすめポイント
オイラーの公式、素数、友愛数など、数字に関する言葉が多く登場します。
数学に詳しい人はもちろん、あまり得意ではない人も、その意味を知ると妙に納得してしまいます。
劇中、「わからなくても美しさを感じるだけでいい」というセリフがあり、心にストンと落ちる気がしました。
『博士の愛した数式』を視聴した人の評判
博士の愛した数式っていう映画が大好きで、ふとした時に見返してる。優しい映画だよ〜。
— はるこ (@haruco_chat) January 12, 2020
博士の愛した数式で文系なのに数学やりたくなった高校の時
— まさりっち(日体大のワンカッパー) (@OMA_NogiKeyaki) January 9, 2020
https://twitter.com/nob_arakawa/status/1216316390145028098
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本ページの情報は2020年1月時点のものです。
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