日々、911に絶え間なく寄せられる緊急通報。それを最初に受けるオペレーター。張りつめた会話を軸にして、最前線で活躍する警察官や消防士を描いています。
一瞬の迷いさえ許されない現場で、彼らが真摯に「生きること」と向き合う姿。多くの命を救う真のヒーローを知ることが出来るドラマです。
『9-1-1:LA救急最前線 シーズン1』キャスト/監督/脚本
アビゲイル・クラーク:コニー・ブリットン
アシーナ・カーター・グラント:アンジェラ・バセット
ロバート・ナッシュ:ピーター・クラウス
エヴァン・バックリー:オリヴァー・スターク
ヘンリエッタ・ウィルソン:アイシャ・ハインズ
ハワード・ハン:ケネス・チョイ
マイケル・グラント:ロックモンド・ダンバー
監督:ブラッド・ファルチャック、バーバラ・ブラウン、ブラッドリー・ビューカーなど
脚本:ライアン・マーフィー、ティム・マイナー、ザカリー・ライターなど
『9-1-1:LA救急最前線 シーズン1』のあらすじ
https://twitter.com/FOXTVJAPAN/status/994784760860946433
アルツハイマー病の母親を自宅で介護しているアビゲイル・クラーク。彼女は911緊急ダイヤルのオペレーターとして働いています。
ある日アビーは、壁の中から泣き声が聞こえる、との通報を受けました。
すぐさま救急隊員を現場へ急行させると、排水管に生まれたばかりの赤ん坊が挟まっていることが判明。
駆け付けたナッシュ隊長は、壁をぶち破るように指示し、赤ん坊を救出。
またペットの巨大なニシキヘビが首に巻きつき、窒息寸前になっている女性からの通報。家に強盗が押し入り、恐怖のあまり身を潜めている少女からの通報も。
アビーの的確な判断のもと多くの命を助けることができました。
エヴァンはそんな彼女の聡明さを、素直に称賛します。
「真のヒーローは、あなただ」と。
実はエヴァンは救急隊員として数々の規則違反を犯し、クビ寸前までいっていましたがこの活躍で、次のチャンスが与えられたことを、エヴァンはアビーに話すのでした。
二人は仕事に行きづまった時、心が折れそうになった時。そして、うれしいことがあった時。電話で話すことで、喜びも悲しみも共有するようになります。
そんななか、ある遊園地でジェットコースターから人が投げ出される事故が発生。
エヴァンは救出に向かいますが、必死にぶら下がっていた青年は「もうダメだ」と手を離して落下。
生きることを諦めてしまった人を見るのは、これが初めてだったエヴァン。
「世の中には救われたくない人もいる」と、アビーは言うのですが…。
『9-1-1:LA救急最前線 シーズン1』の感想
この作品は医療ドラマですが、これまでのものとは一味違う内容です。
病気を治す医師や、真犯人を逮捕する警察官を描いた作品は、過去に多くありました。
しかしこのドラマは、911緊急ダイヤルのオペレーターという、普段は光が当たらない存在にスポットを当てています。
オペレーターから現場へ向かう消防士や警察官に情報が渡っていく過程を、ここまで詳細にあらわしたドラマはとても珍しいですね。
ドラマの中でクレーマーが、「ナゲットが少ない」と911に電話してくるシーンがあります。アメリカでは、「ナゲットが提供されるのが遅すぎる!」とマクドナルドから電話してくる人も実在するそうです。驚きですね。
最近は日本でも、110番や119番につまらない電話をして迷惑をかける人が多いようです。
実はこのドラマは、実際に起こった事件や事故をもとにしてエピソードが作られています。見ている人がリアルさをおぼえるのは、それが理由かもしれません。
また消防士や警察官の活躍を描くだけではなく、プライベートでの悩みを赤裸々に表現しているのもポイント。
「ヒーローと呼ばれる人も私生活では苦悩しているんだな」と、より彼らを身近に感じることができるのです。
胸を張って背筋をピンと伸ばしている彼らは、自信に満ちあふれているように考えがち。しかし、弱い部分は誰にでもあるものなのですね。
人種問題やLGBT問題など、現代社会で考えさせられる話題も取り上げられています。
「離婚した元夫は、実はゲイだった」「レズビアンだという理由で、いわれのない差別を受けている」など、簡単に解決できるものではありません。
そんな困難のなか、登場人物がそれぞれにどんな悩みを抱え、それにどう対処していくのか。周囲の人たちとの関係を、どう築いていくのか。
すべてのキャラクターを応援したくなることは、間違いありません。
また、このドラマの特徴として、一つのエピソードの中に複数の事件事故が語られることが挙げられます。それは雑に詰め込んだ感じではなく、どのシーンもハラハラドキドキさせるもの。
テンポよくストーリーが進むので、見る人を決して飽きさせません。
ロサンゼルスが舞台ということもあり、何気なくたたずむ家の豪華さや、セレブの暮らしぶりをのぞき見できることも楽しいです。
『9-1-1:LA救急最前線 シーズン1』のおすすめポイント
救急隊員の活躍を身近に感じられることはもちろん、あまり知られていないオペレーターにも頭が下がる思いです。
一人残らず救うのが理想ですが、時には失われてしまう命もあります。それをドラマ内で隠さず描き出しているのは、とても現実的であると言えるでしょう。
キャラクターの人間らしさと相まって、リアリティあふれる内容だと思います。
『9-1-1:LA救急最前線 シーズン1』を視聴した人の評判
https://twitter.com/ringo06j/status/1102152906558459904
https://twitter.com/Leeloo0414/status/1152588884640800769
『9-1-1:LA救命最前線』S1-1
なにこれ~!めちゃくちゃ面白い!!😆✨
すごくテンポが良くて時間がアッという間⏰
いろんな事故があったけど首チョンパが1番の衝撃🐍💥
バックの成長が楽しみ&ボビーの過去が気になる🤔💭
アメリカでは警察・消防・救急全てが「911」なんだね。— なんりー🍀 (@nanri0115) June 19, 2019
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本ページの情報は2020年1月時点のものです。
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